大人になってから英語を習得するのは難しいと一般的には言われています。
子供のように自然に習得するのは無理だということから、私たちは文法学習をやってきたわけです。
結果として身についていない。
一方で、以下の動画のように誰でも半年で新しい言語を身に着けることができるとの主張もあります。
この動画の主張は、言語は文法ベースの学習などではなく、コンプリヘンションベース(直訳すると理解ベース)でやるべき。
コンプリヘンションベースとは、まさに赤ちゃんが言語を覚える様に、どのような状況でその言葉が使われるかを理解しながら言語を身に着けていくプロセスです。
私たちが日本語を覚えたときも、辞書を開きながら覚えたのではなく、状況に応じてどのような言葉を使うかを、理解しながら身に着けてきましたよね。
それができれば、新しい言語を覚えるのは簡単。
この方も、中国に留学した際、周りの音を注意深く聞くうちに、少しずつそれが意味と結びついていき、それが文章になり、中国語が身についていったそうです。
ただ、このやり方は言語に多様な音が含まれている欧米人などに限った話であり、日本人にそのまま適応するのは無理だと思います。
もともと様々な音が聞き分け可能な欧米人なら、耳から入ってきた音を理解しながら学習することが可能です。
音の数が圧倒的に少ない大人の日本人は、最初は英語の音なんてほとんど雑音にしか聞こえないはずです。
子供のうちは、聞き取れるのが謎ですが、大人になると自分が使えない音は雑音とみなす回路ができているようです。
絶対音感なども同じような現象なのでしょう。
ただ、雑音とみなしているのは頭の回路がそのように出来上がってしまってるからであれば、その回路を再構築できれば、子供のような学習プロセスが可能です。
日本人も上の動画のように半年で英語が習得できるかもしれません。
頭の回路を再構築するためには、発音できるようになることが重要であるし、できるようになれば再構築されることを経験しています。英語のリスニング力を飛躍的に伸ばす方法とは?
日本人の幼児のすごさ
幼児期に英語に触れておけば、英語で苦労することもそんなにないと思います。
主観で恐縮ですが、理由は、私の子供がすでにネイティブのように英語を話しているからです。
両親は純ジャパニーズでネイティブではありませんが、子供は4歳から英語に週に一回か二回英語のレッスンを受けさせていました。
5歳では、英会話教室のスピーキングコンテストで、帰国子女でもないのに年齢関係なしの帰国子女枠で出場し、小学生高学年ばかりの中、二位の賞を獲得。
今は、小学生低学年ですが、帰国子女向け英会話スクールに通い、家では、スポンジボブなどのアニメを見ています。
LとRなどの聞き取りも全く苦にならないようです。
特にびっくりするのが、早い曲も含め、英語の曲を数回聞くだけで歌えるようになることで、私のような日本人からすると理解不能の状態です。
このように幼児期であれば、英語を習得するのはそこまで難しくないと思います。
耳から英語が入ってくれば、それを自然と発音することができるようです。
また動画で指摘されているように、耳から英語が入ってきて自然とその意味を覚えていくなど赤ちゃんと同じようなコンプリヘンションベースの学習が可能になります。
ただ、大人になってからはそれは無理ですよね。
幼児であれば、勉強方法はそこまで重要ではないが大人はそうではない
大人は、耳から入った音をそのまま再現することはできない。
そこで、まずは発音の基礎を学び、頭で発音方法を理解する。
その後、正しく発音できるようになる。
その後、その音が聞き取れるようになるというプロセスを踏む必要があると思います。
なぜこのようなブログを書いているかというと、大人になってから英語を習得するのは、非常に困難で、方法を間違えると永遠に習得できない可能性が高いと感じているからです。
要は幼児期に英語に触れていた人は全く別の学習ルートで済む可能性があり、あまり学習方法にこだわる必要もないかもしれません。
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