今日は英語のリスニング力向上のためになぜ、発音を鍛えるのが重要かを書いていきます。
実は英語の聞き取りのためには発音を鍛えるのが最も効果的
英語でのコミュニケーションをする上で、通常まずはリスニングの学習から入ると思います。
なぜなら、”聞けなければ、話せない”からです。
なので、聞く練習をすれば、聞けるようになり、とりあえずのコミュニケーションが成立すると考えるのが自然だと思います。
そのため聞くために、リスニング教材やラジオの聞き流し等を、私は最初に長くやっていました。
私も仕事で英語が必要になったので、まずはリスニングの学習を徹底的にやりました。
ただ不思議なことですが、発音を鍛えることが、聞き取りのための最短ルートであると今は実感しています。
個人的な経験からはリスニングを鍛えるのにリスニングを学習するのは非常に効率が悪い
以下の内容は私の個人的な主観が入っています。
ただ、個人的な経験からは、リスニングができるようになるために、リスニングの学習、例えば、英語ラジオ、ドラマの視聴、シャドーイング、ディクテーションなどを行うことは、非常に効率が悪いということを実感しています。
というのも、上述したリスニングの学習をひたすら、具体的には5-6年やってきて大した成果を実感できなかったためです。
大した英語力がないと感じていた時点で、海外出張などは20回近く、こなしていました。
米国人との仕事でのミーティングもおそらく300件程度、オンライン英会話も200回くらいは受講していました。
リスニング自己学習に加え、実際のコミュニケーションを多数こなしていたにも関わらず、大した英語力が身につかないことに愕然としていました。
具体的には、ビジネスで交わされるフォーマルなコミュニケーションには何とかついていけました。
しかし、フランクな会話には全くついていけない、そもそも聞きとることが困難といった状態でした。
ブレイクスルーを感じたのは発音を学んでから
なぜ、リスニングにおいて発音が重要か。
私は、上述したようなリスニングを主体とした学習を延々と続けていました。
しかし、発音主体の学習に切り替えたとたん、大きなブレークスルーを経験しました。
本当にあっさりと、今までの苦労は無駄だったと言えるくらいのブレークスルーを経験しました。
なぜ、発音が聞き取りをする上においても重要かについては諸説あると思います。
私の考えになりますが、何故か大人になると脳が英語の音を雑音として処理しており、いくら聞き取りの訓練をしても効果が薄いのだと思います。
英語の音は、日本語の音よりも圧倒的に多いですよね。
非英語圏の欧州人に、英語のリスニングって難しかった?と質問すると、音が聞けないことはないとの回答でした。
義務教育をしっかり受ければ、英語については喋ることができるようになるのとのこと。
逆に日本人はなぜ長い間英語を学校で習っていて、喋れるようにならないの?と不思議がっていました。
欧州系言語は英語に近く、英語の音がそもそもあるので、聞き取れるのだと思います。
英語を聞くための回路は再構築できる
英語がなぜ聞き取れないかというと、大人になり、脳の回路が日本語仕様になっていることが原因であると思っています。
この脳の回路を英語を聞き取ることができるように再構成することは可能であると思います。
その唯一の方法が英語の音を自分で出せるようになること、それにより脳にこの音は重要であると認識させることだと思っています。
もし、私が、発音の基礎をしっかりと学んだあと、今までの苦労はなかったのではないかと思っています。
発音の勉強方法については:留学無しで、英語を身に着けた勉強法~10年近くやって見えてきたもの
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