【2020/12版】米国IPO、新興成長株注目10銘柄

2016年以降~足元までの米国IPO銘柄のスクリーニングを行い、10銘柄を抽出しました。

基準については、直近にかけ、業績が加速していることです。

※データは、2020/12時点。

条件は以下です。

  1. 時価総額500ミリオンドル以上(500億円程度) 
  2. 過去4四半期連続売上成長率 > 30%     
  3. 過去4四半期のYoY(前年同期比)売上成長率に加速感がある銘柄(数値に大きな凸凹なく加速している銘柄を定性ピック) 
Y

季節性を除外できる前年同期比の成長率を見ています。

目次

結果

結果は以下の表のようになりました。

最終的に10銘柄に絞りこまれました。

  1. 時価総額500ミリオンドル以上(500億円程度) →533銘柄
  2. 過去4四半期連続売上成長率 > 30%     →47銘柄
  3. 過去4四半期のYoY(前年同期比)売上成長率に加速感がある銘柄 →10銘柄
ティッカー会社名IPO日付時価総額(Mドル)直近Q 売上成長率Q-1 売上成長率Q-2 売上成長率Q-3 売上成長率過去1年株価リターン
UUNITY SOFTWARE INC09/17/202044,65753%42%35%36%無し
KCKINGSOFT CLOUD HOLDINGS-ADR05/08/20209,86578%58%57%62%無し
PTONPELOTON INTERACTIVE INC-A09/25/201947,601232%172%66%77%464%
FVRRFIVERR INTERNATIONAL LTD06/12/20197,42988%82%44%43%677%
ZMZOOM VIDEO COMMUNICATIONS-A04/17/2019107,301367%355%169%78%427%
NFENEW FORTRESS ENERGY INC01/30/20199,931176%138%149%122%241%
TWSTTWIST BIOSCIENCE CORP10/30/20187,910106%56%42%49%625%
DOCUDOCUSIGN INC04/26/201845,69353%45%39%38%208%
ZSZSCALER INC03/15/201827,54652%46%40%36%319%
ROKUROKU INC09/27/201745,31373%42%55%49%144%

Unity software(U)

ユニティソフトウェアは、モバイルゲーム制作のためのソフトウェアで高いシェアを持つ会社です。

ゲーム用の綺麗な3Dコンテンツを手軽に作ることができることで人気を集めています。

IPOは2020/9、時価総額は40B強とやや大型株。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+53%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、36%→+35%→+42%→+53%と加速基調となっています。

株価推移です。

Kingsoft cloud (KC)

キングソフトクラウドは、中国企業で、ADRにより米国に上場しています。

無料のエクセル互換ソフトなどでなじみがありますが、近年中国内でパブリッククラウドの提供により業績を伸ばしているようです。

IPOは2020/5、時価総額は10B程度と中型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+78%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+62%→+56%→+58%→+78%と加速基調となっています。

株価推移です。

Peloton interactive (PTON)

ペロトンインタラクティブは自宅向けフィットネス器具販売大手です。

コロナにより自宅でのフィットネス需要が伸びる中で業績を伸ばしています。

IPOは2019/9、時価総額は50B程度とやや大型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+232%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+77%→+66%→+172%→+232%と加速基調となっています。

株価推移です。

Fiverr International(FVRR)

ファイバーインターナショナルはイスラエルの会社で米国に上場しています。

インターネット上で、フリーランスのサービスを売買するマーケットプレースを運営しています。

欧米の売上が7割程度と、グローバルで成長しています。

IPOは2019/6、時価総額は10B程度と中型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+88%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+43%→+44%→+82%→+88%と加速基調となっています。

株価推移です。

ZOOM Video communications(ZOOM)

ズームは、ビデオチャット機能でコロナ禍で大きく伸びてきた会社です。

ビデオチャットでの成功を土台にビジネスホンなどエンタープライズ通信市場へのさらなる浸透を目指します。

IPOは2019/4、時価総額は100B程度と大型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+367%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+78%→+169%→+355%→+367%と加速基調となっています。

株価推移です。

New fortress energy(NFE)

ニューフォートレスエナジーは、米国の発電会社です。

電気を発電し、それを電力会社に売っています。

発電にはLNGを使っており、電力需要が満たされていないニッチなマーケットを開拓しています。

最近は、イスラエルの燃料電池テクノロジーに投資を行っており、水素関連としても注目されているようです。

IPOは2019/1、時価総額は10B程度と中型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+176%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+122%→+149%→+138%→+176%と加速基調となっています。

株価推移です。

Twist bioscience(TWST)

ツイストバイオサイエンスは、米国のライフサイエンス系の企業です。

NGSや合成生物学、ゲノム編集のための原料となるDNA断片を安価で製造し、提供しています。

IPOは2018/10、時価総額は10B程度と中型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+106%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+49%→+42%→+56%→+106%と加速基調となっています。

株価推移です。

DOCUSIGN INC(DOCU)

ドキュサインはSaaS企業で、電子署名を手掛けています。

契約事務まわりのデジタルトランスフォメーション(DX)需要を取り込んでいます。

IPOは2018/4、時価総額は45B程度とやや大型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+53%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+38%→+39%→+45%→+53%と加速基調となっています。

株価推移です。

ZSCALER(ZS)

ジースケーラーは、インターネットセキュリティ関連のSaaS企業です。

セキュアインターネットとWebゲートウェイが主力で、インターネットを安全に利用するためのサービスを提供しています。

クラウドで利用できるため、コロナ禍でのテレワークに対応する製品として伸びているようです。

IPOは2018/4、時価総額は27B程度と中型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+52%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+36%→+40%→+46%→+52%と加速基調となっています。

株価推移です。

ROKU INC(ROKU)

ROKUはスマートTVのための端末を提供する会社です。

Apple TVのようなものですが、独立系であることもあり、youtubeはもちろん様々なチャンネルに対応していることがメリットです。

この会社もコロナ禍でシェアを大きく伸ばしているようです。

IPOは2017/9、時価総額は45B程度とやや大型株です。

業績ですが、直近四半期の売上成長率は前年同四半期と比較し+73%と高成長を見せています。

また、直近四半期にかけて、+49%→+55%→+42%→+73%と加速基調となっています。

株価推移です。

↓応援して頂けると嬉しいです

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる